2017.04.16 手から伝わるもの

sakura

(昨日のサロンからの眺めです。満開の桜が対岸に連なり目を楽しませてくれました。)

 

 

ふと不安になった時、背中に置かれた優しい手の温かさに心が落ち着き、力強く感じられたこと。

 

子どもの頃、お腹が痛い時にお母さんがお腹をさすってくれるだけで痛みが消えていくような安心感を覚えたこと。

 

こういったことは、多くの方が一度は経験されていることではないでしょうか?

 

「人の手」によるタッチの効能については、これまでさまざまな研究がされており、

その研究結果からもストレスや痛みの軽減、精神の安定など、精神や身体に多くの作用をもたらすことが

証明されています。

 

しかしながら、おそらくその研究報告を読むまでもなく、多くの方が人の手によるタッチの力を

実感されているのではないでしょうか。

 

これほど強く人の心や身体に働きかける人の手の力。

 

逆に言うと、少しでも不快と感じる触れられ方をした場合、嫌悪や恐怖の感情が精神・身体にもたらす影響も

それほど大きいということかと思います。

 

それほど繊細に働く感覚。

 

 

アロマセラピストとしてお客さまの身体に触れさせていただく上で、この点には細心の注意をはらいます。

 

心地よいと感じていただけてはじめて、『アロマセラピートリートメント』が目指す良い作用が生まれるのであり、

そうでない場合は、、ただただ不快指数が上がるだけですものね。

 

 

私は幸いなことに、エネルギーが高いと言われる温かい手を授かりました。

以前ブログにも書かせていただきましたが、『セラピストにとっての宝』と言っていただいた厚くて熱い手。

 

トリートメントの際には『エネルギーが届きますように』『身体が楽になりますように』と

心の中で言葉にしながら触れさせていただいています。

 

人の手による癒しの力を私も強く信じているので、思いを手技に乗せて、トリートメントさせていただくことが、

セラピストの使命だと思っています。

 

 

もちろん技術があってこその手技です。技術を磨くことも同時に必要だと考え、今、東洋医学と共に学んでいる

体表解剖学では骨格や筋肉、神経の働きや正しいアプローチについて、もう一度先生から教わっています。

 

人の手を通じてできること。人の手だからこそ癒せるもの。

そういった部分をもっともっと深く追求していきたい。

 

改めて決意が湧き上がりました。

 

 

ようやく春らしい暖かい日が続くようになってきました。

花粉症の方はまだツライ症状が続いているかもしれませんので、無理なさらず日々をお過ごしください。

 

鼻がむずむずすっきりしない時には、ティートリーやペパーミント、ユーカリなどの精油の香り(芳香浴)を

ぜひ試してみてください。清涼感をもつ精油の成分が、呼吸や鼻のつまりもすっきりさせてくれるはずです。

 

 

2017.04.08 アロマセラピーと『手あて』の科学

 

普段何気なく取っている行動が思いのほか理にかなっている

ということはよくあります。

 

例えばどこかに身体をぶつけた時。

みなさんはどうされますか?

おそらくとっさにぶつけてしまった部分を

手で押さえられるのではないでしょうか。

 

この行動、実は無意識に痛みをコントロール

しているのです。

 

 

少し説明を加えさせてください。

皮膚感覚や内臓感覚を脳に伝える神経繊維には3種類あります。

1 弱い圧迫を伝えるAβ(ベータ)繊維

2 鋭い痛みなどを伝えるAδ(デルタ)繊維

3 炎症反応による痛みを伝えるC繊維

身体をぶつけた時の瞬間的な痛みを伝えるのがAδ繊維。

そして患部を手で押さえた時の弱い圧迫の感覚を伝えるのは

Aβ繊維です。

 

Aβ繊維はAδ繊維の約2倍の速さで伝わるので、

結果として心地よい圧迫の感覚が、ぶつけたことによる

痛みの信号より先に脳に伝わり、痛みの感覚が和らぐのです。

(本当はこの一連の流れの中に神経細胞の働きが関わってくるのですが

ここでは割愛しています)
そしてこのAβ繊維、アロマセラピートリートメントの優しい

タッチでも刺激することができます。

つまり身体の痛みを和らげる効果があるのです。

『手あて』の効用です。

 

リラクゼーションにとどまらず、痛みの緩和にも働きかける

アロマセラピートリートメント。

 

日々のセルフメンテナンスにMille Branchesでのアロマセラピー

トリートメントをご利用いただけると幸いです。

 

皆さまのお越しをお待ちしております。

 

 

2016.06.05 正直な身体の反応

みなさま、こんにちは。

昨日は、ご自身のメンテナンスのために定期的に通って下さっているお客さまにお越しいただき、改めて正直な身体の反応に驚かされる出来事がありました。

ここ一ヶ月ほど考え事やストレスなどで睡眠の質が落ちていたり、食欲が落ちていたり、便通も不規則になっていたとのこと。また身体の冷えも感じられていました。

このお客さまは、ご自身も健康管理士一般指導員の資格を持っておられ、またそれぞれの方の潜在的な美しさを引き出す『潜在美力メイクアップアーティスト』としても活躍されておられる方で、言ってみれば健康にも美容に対してもプロとしての知識を持っていらっしゃる方。ご自身のセルフメンテナンスも日々入念に行っておられ、運動、生活習慣、食生活にもとっても気をつけていらっしゃいます。

そんなお客さまでも、身体を触らせていただくと、カウンセリングで伺っていた通り、不調を感じておられることがしっかりと身体の反応に現れていました。

精神的なストレスを感じていることで、恐らく自律神経のバランスも乱れを生じており、それが身体の不調の一因にもなっていたのだと思われます。自律神経は脊椎に沿って椎間孔という呼ばれる隙間から身体の隅々に分布していきますが、精神的なお疲れを感じておられる方は、脊椎の両脇の筋肉(脊柱起立筋)が固くなっていたり、盛り上がっていることが多く、それが神経系だけではなく、血流の流れを妨げるため、そうすると身体に酸素が届きにくくなり不調を生じたり身体の冷えを生じたりします。

背中全体を温めながらコリを緩やかにほぐしていると、ちょうど仙骨のあたりが急に温かくぽかぽかしてきました。私は自分自身手が熱いものですから、その私の手が熱いと感じるぐらい温かいということは、そうとう温かみが出ていたはずです。一度暖まった腰はその後もずっと温かさは続いていたようで、今朝お客さまから「腰が昨日からずっと温かい!」と喜びのメッセージをいただきました。

腰部は身体の中心ですので、その部分が温まることで、身体全体の気の流れ、血や水の流れが生まれ、本来の身体の機能が整うものと考えられます。

このようにMille Branchesのアロマセラピートリートメントでは、その方の身体が本来持っている機能を取り戻していただくことを目指すフルボディトリートメントを通じて、精神的、身体的にベストな状態で日々を送っていただくためのサポートをさせていただいております。

本来身体が持っているチカラはすごいのです!そのチカラは愛おしさを感じるほどです。

もしそのバランスが崩れてなんとなく身体に不調を生じているとしたら、アロマセラピートリートメントがお役に立てる可能性がございます。ぜひ一度ご相談くださいね。

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2016.05.14 タッチによる効果

古代ギリシャの医師、ヒポクラテス(紀元前460年頃~紀元前370年頃)は、病気を呪術や迷信など超自然的な力によってもたらされるものではなく、体の反応として自然発生的に起こるものであることを実験やデータによって証明し、その功績により『医学の父』と称されています。
(それまで病気というのは、呪いや祟りの現れと考えられていたそうです)

病気の症状は、病気に対しての体の反応によって出るものであり、医師の重要な役目は、新陳代謝のバランスを正し、健康的な調和を取り戻そうとする体の回復力を助けること】

ソクラテスは、体内のバランスが不安定になったことによって表面化してくるのが病気の症状であると考え、身体に本来備わっている病気に対する抵抗力を高めることに重きをおいていたそうです。
そして医師として、食事制限や体操、運動、水治療法、海水浴に加えて、マッサージ療法などを処方したと言われています。

病気は呪いや祟りによるものという概念が一般的だった時代に、異説を唱えて自己免疫力を高めること、身体のバランスを整えることの重要性の説くのは簡単ではなかったはず。

真理は生き続け、2500年近く経った現在でも身体のバランスを整えて自己免疫力を高めることは、病気を遠ざけてより健康に生きるためのキーと考えられています。

ソクラテスは、人の手(タッチ)によるマッサージの効果についても高く評価していたといわれます。

アロマセラピートリートメントの施術においては、温かい手に植物から抽出された精油を乗せて優しく&強く(といってもグリグリギューギュー押す強さではありません)、必要な圧を身体にかけながら心と身体にタッチします。
植物から抽出される天然の精油は、薬理成分を多く含み、手のタッチによるトリートメントとの組み合わせにより、身体のマイナートラブルの改善やホルモンバランスの調整、免疫力の向上に働きます。また香りによるリラクゼーション効果も♬

女性がイキイキと輝くことが、その方のみならず、周りの方や社会までも元気にハッピーにすると信じ、私はアロマセラピストとして、女性が健康に、心軽やかに日々を送れるよう、アロマセラピートリートメントという形でサポートさせていただいています。

忙しい日々の中、お客さまがホッと一息つける場所、疲れをリセットして本来の自分自身に戻れる場所、そういう場所でありたい。

たくさんの素敵な女性をお迎えしながら、私自身またMille Branchesというサロンとしても、成長してまいります。

いつも有難うございます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

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(本日サロンを彩ってくれたお花です。お花から夏が近づきつつあるのを感じます♪)

2016.04.10 ストレスは怖くない!?

最近読み終わった本『The Upside of Stress』(Kelly McGonigal著)の中に興味深い研究結果がありましたので、紹介させてください。

妊婦さんの中には、ストレスがお腹の赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼすことを心配しながら産休に入られるまで頑張ってお仕事されている方もいらっしゃるかと思います。お仕事をされていなくても、ストレスを感じつつ、そんな状態を心配しながら日々送っておられる方も多いかもしれません。

ただし、この本で紹介されているジョンズ・ホプキンス大学の研究によると、ストレスのない妊婦さんと比較すると、ストレスを多く感じていた妊婦さんから産まれた赤ちゃんの方が、脳が発達して、心拍変動(ストレスを受けた場合の回復力を測る指標の1つ)が高い傾向にあったそうです。

つまりお母さんが感じたストレスは、確かにお腹の赤ちゃんにも伝わってしまうのですが、そのことによって赤ちゃんの脳神経は発達し、ストレスに対処できる強い力が備わるそうなのです。

なので、
ストレスを感じる
⬇︎
お腹の赤ちゃんに悪いと心配になる
⬇︎
罪悪感と不安がさらにストレスとなる

…という感じで二重のストレスを抱え込んでいるお母さん。その必要はないかも!です。

お腹の赤ちゃんはきっとママと同じくらい強いはず^ ^
ストレスの別の側面を知ることで、なーんだ、大丈夫♫って、少しでも思っていただけたとしたら嬉しいです。

あまり心配しすぎず、赤ちゃんと対面できる日を楽しみにお過ごしくださいね♡

『The Upside of Stress』にはストレスを味方につけてポジティブな影響を受けるためのヒントや興味深い研究結果も多く紹介されていました。

Mille Branchesではアロマセラピートリートメントを通じてこころの奥からからだの隅々までリラックスを感じていただきつつ、ストレスとの上手な付き合い方について、お越しいただくお客さまにお伝えしていきたいと思っております。

日々のストレスに悩んでお疲れを感じておられる方はぜひお越しくださいね。お待ちしております。

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